【読書感想】月と散文/又吉直樹

読書感想

又吉直樹さんのエッセイ「月と散文」を読みました。

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八重洲ブックセンター本店が2023年3月に閉店するとのことで、閉店前になにか買いたいと足を運びました。
その時にこちらが発売されたばかりで気になっていたため手をとりました。

又吉さんに関してはいつもYouTubeチャンネル「渦」を立ち上げられてて、よく拝見しています。
好きな企画は「百の三」と「インスタントフィクション」。
又吉さんの感性が存分に発揮されていますので是非見てみてください。

ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル
ピース又吉直樹が後輩達を巻き込んでYouTube始めました!!その名も【渦】!色々な動画を配信していきます。どんな事になっていくのか楽しみです。毎週水曜、金曜、日曜の19時に動画をアップ予定です。※日程・時間多少前後する可能性もあります。【...

特に好きなお話は「泥を飾る」でした。

「自分が好きなもの」に対して、誰かが高評価だろうが低評価だろうが関係なく好きである、という又吉さんの芯の強固さを感じ、励みになりました。

「誰が褒めていても、誰が貶していても、自分が好きならそれでいい。」
「飾りたい泥があるなら迷わず飾る。」

「泥を飾る」月と散文 又吉直樹

全2ページの短い話ですが、2ページ目の

「それ泥ですよ」知ってる。

から始まる、

「(誰かの評価)」(又吉さんの一言)

のやり取りの繰り返しが小気味よく、少しスカッとしました。

自分も、好きなものを他者から評されて萎縮してしまった経験があるし、今もそう。
「好きなものは好き」と胸を張れるようになりたいです。

2ページで終わる短いお話から、10ページ以上のものまで長さはまちまちです。
夜寝る前のお供に、月明かりの下で読んでみるのもおすすめです。

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